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これからの「善」の話をしたら

  • 2013/02/22(金) 21:47:13

西田幾多郎『善の研究』岩波文庫・1979(文庫発行年)

旧制高校生の必読書だったという、京都学派・西田幾多郎の代表作。外部からの刺激をうけた際、眼前の事物を過去の経験や記憶で定義する以前の段階、「純粋経験」を人間の基礎とし、「善」とはなにか、さまざまな解釈のあるなか、なにを正しい「善」とするか、宗教や神の在り方にまで言及した・・・すみません。何いってんのかわかりませんね?私もわかりません。一回読んだだけではワケわかりませんでした。ただ、久し振りに頭使いまくる読書だったと思います。文章ひとつひとつをよく考えていかないと訳がわからなくなる、しかもよく考えたら得心できそうな気分になる・・・頭を使うのはパズルもそうですが、「善の研究」の場合、答は読んだ人が自由に考えをめぐらす裁量をより広く与えられていると思います。各人の読み方や答があるというか。このあたりが、いいアタマの体操になると思いました。

巻末解説によれば、この本の原型は旧制高校での授業だったとか。旧制高校レベル高ぇな…さしずめ、今でいうサンデル教授のような白熱教室だったんですかね・・・

しかし!!

「定型的な学説の紹介や解説をもって能事とせず、必ずしも学生の理解を念頭に置かず、本格的な体系家としての自己自身の思索を傾注して憚らず・・・中略・・・先生はいわゆる教師ではない。しかもそれによってかえってもっとも良き哲学の教師だったとも言えるであろう。」(下村寅太郎・解題)

・・・よくも悪くも、今の時代では白熱はしなさそうです。

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この記事に対するコメント

まあ、こういう人の講義とかは一度聞いてみたいよね。

善か。
つまり……
善=エーリカ
善の研究=エーリカの研究

なんだか私も読んでみたくなってきたよ?

  • 投稿者: おおぬき
  • 2013/02/23(土) 23:28:24
  • [編集]

Re: タイトルなし

> まあ、こういう人の講義とかは一度聞いてみたいよね。

本当に。伝える気がないようで伝わってるのはいい先生の特徴だと思います。
ある意味希有な能力かと。

> 善か。
> つまり……
> 善=エーリカ
> 善の研究=エーリカの研究

…なん…だと…?
つまり、三月にだされる御本はまさに「善の研究」なのですね、わかります。

  • 投稿者: とらいち
  • 2013/02/24(日) 21:11:56
  • [編集]

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