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学生運動という麻疹

  • 2014/08/02(土) 14:54:25

『和辻哲郎とともに』 和辻照、新潮社 1966

「古寺巡礼」や「風土」で名をしられた哲学者、和辻哲郎の奥さんが書いた回想録。彼との出会いから死別までを描いています。奥さんの照さんは和辻に頼まれて論文校正をするくらいの才媛ですから、旦那の仕事のことや当時の社会情勢も背景にしっかり組み入れられています。
なかでも、娘が通学バスの値下げ交渉に関わり、そこから共産系グループと関係して、あわてる和辻夫婦の姿は、戦前の「赤化」への警戒感がかなり強かったことがわかります。父親の説得を鼻で笑い、活動に批判的な両親に不機嫌な態度をとる娘の姿は、いまもむかしも変わらない光景でもありますが。
またその解決が、所帯を持ったら落ち着いたっていう、卒業年次になったら就職して運動をあっさり辞め、生活に順応した学生運動家をの雛型をみてるようで、こういうのはホント「麻疹」みたいなもんなんだなあ、と納得した次第です。

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